眼科で視力検査はなんでするの?
眼科に受診するとはじめに問診表を渡され記入し記入後、どこの眼科に行っても視力検査をされます。なぜ視力を測定しなくちゃいけないの?と疑問がある方もいると思います。「目がかゆい・涙がでる・目が痛い」等は視力検査がいらないように思われる方がいると思いますが、視力検査で病状診断の目安になるものを書いてみました。
- 患者さんの訴え以外の疾患の有無
来院の症状以外で初期では自覚症状のないもので白内障・緑内障・糖尿病眼症・ぶどう膜炎・加齢性黄斑変性症など
- 屈折異常(近視・遠視・乱視)
矯正視力検査で、その人の眼が一番見える状態のレンズを使用し屈折異常を見つけます。
- 弱視
小児に多いですが、自覚症状はありません。「眼がかゆい・痛い」など別の症状で受診され見つかるケースも多いです。
- 角膜の異常
眼が痛い・涙が出るなどの症状で受診され角膜に傷がついている場合があり、視力も傷により悪くなっている場合があります。
これだけではありませんが、視力検査で眼の中に異常があるかどうか、症状の原因になっているかどうか、異常の有無が確認できます。
矯正視力検査は、眼科の中では「視力にはじまり視力に終わる。」などといわれるくらい大切な検査です。