悩みの種・・・・・。便秘症
便秘症でお悩みの方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな便秘症について触れていきたいと思います。
便秘とは?
一般に、4~5日排便がないことを言いますが、便通には個人差がありますので1~2日排便がなくても不快感がなければ便秘とは言いませんし、逆に毎日排便があっても排便量が少なくすっきりしない状態であれば便秘と言えます。また、症状としては排便時に努力と苦痛を要し、不快感、お腹が張るなどといった症状をきたします。
原因はなに!?
一概に便秘と言ってもその種類は様々ですが、大きく2つに分類されます。
原因のはっきりしている便秘=腸の器質的な異常が生じている
- 消化器系の疾患が原因の便秘(器質的便秘)
大腸がんなどの病気が原因で腸の構造に変化をもたらし、便が通れなくなるタイプ。 - 内科的な疾患が原因の便秘(症候性便秘)
糖尿病などの内科的な病気が原因で排便に影響を与えるタイプ。 - お薬の服用が原因の便秘(薬剤性便秘)
抗コリン薬や抗うつ薬などのお薬を服用した影響によって生じるタイプ。
- 消化器系の疾患が原因の便秘(器質的便秘)
原因がはっきりしていない便秘=ストレスや生活習慣が原因
- もっとも一般的な便秘(機能性便秘)
偏った食生活や運動不足・ストレスなどにより腸の働きが低下することで生じるタイプ。 - 腹痛・腹部膨満感を繰り返す便秘(便秘型IBS)
便秘や腹痛・お腹の不快感が繰り返し生じるタイプ。
- もっとも一般的な便秘(機能性便秘)
薬物治療
先ほど述べたように、便秘にも様々なタイプがあります。同じように便秘に使う薬剤にも様々なタイプのものがあります。
主に、以下の3つに分類されます。
- センノシド錠・テレミンソフト坐薬・ラキソベロン内用液など=刺激性下剤
腸を刺激して、蠕動(ぜんどう)運動を促すタイプ。 - 酸化マグネシウムなど=塩類下剤
腸内に水分を引き込むことで、便をやわらかくするタイプ。 - カルメロースナトリウムなど=膨張性下剤
たくさんの水分が硬くなった便に吸収され膨らむことで、排便を促すタイプ。
このほかにも、漢方薬や水分の分泌を促進し便通をよくするタイプのお薬など様々ですが、症状によって使い分けるので、診察の際にしっかりと自分の症状を伝えることが大切です。
解消法
便秘に対する薬物治療はあくまでも補助の役割です。長期にわたる投与は避けるべきです。
今回、便秘解消法をいくつかご紹介しますので、是非お役立てください!
規則的な排便習慣
腸に便がたまっているものの、便意を感じにくくなっている場合もあるので、毎日余裕をもってトイレに入る習慣をつけましょう。また、朝は時間に追われ焦る事でしょう。ですが、時間に追われたり、ストレスを感じることでアドレナリンが分泌され便意がやってきません。朝食後15分ほどは時間的にも気持ちの面でも余裕を持つとよいでしょう。例えば、朝食後の15分の間に歯磨きをしてみたり、新聞を読んでみてはいかがでしょうか?
十分な睡眠をとる
睡眠不足などストレスを感じることによって腸の働きに影響を与える事がわかっています。十分な睡眠を心がけましょう。
朝食をとる
規則的な排便リズムを作るために、毎朝朝食をとるようにしましょう。
水分を十分にとる
便は食べ物の残りかすや水分からできています。なかでも、水分は70~80%を占めています。水分をとることで腸管から水分が吸収され便が形状されます。ですが、水分摂取が不足すると便が硬くなり、排便しにくくなります。レモン汁を少々入れてみてはいかがでしょうか? ビタミンCやクエン酸が腸の働きを活発にしてくれます。
野菜や乳酸菌をとる
食物繊維は水分を吸収して膨らみ、腸を刺激し動きを活発にします。ヨーグルトを食べることも排便に効果があるとされていますが、個人差があります。
ストレッチや運動を行う
- 考える人のポーズ
便が通りやすくなります - 腹筋を鍛える
便が出やすくなる - ウォーキング
歩くことは自律神経のバランスを整え腸の働きを適度に調整するといわれています。
まずは10分から! 30分以上のウォーキングが効果的とされています。
- 考える人のポーズ
最後に・・・・・・・。
私ももともと便秘症でした。私の場合は、運動不足と食生活の乱れが原因だと思います。ですが、毎朝きちんと食事をとり、そのメニューの中にヨーグルトもとりいれました。そして3食きちんと食べるようにした結果、体重も落ちてきました。
また、仕事で動き回ることが多くなり、運動不足も少しずつ解消されたことが、便秘の解消につながったのではないかと実感しています。是非皆さんも、一度試してみてはいかがでしょうか?
健康でいられるよう小さなことから一緒に始めてみませんか!?
また、お悩み事や分からないことがあれば、いつでもお尋ね下さい。