慢性心不全認定看護師活動

心不全という疾患は慢性疾患であり、発症したその日より悪化しないようコントロールしていかなければならい疾患です。お薬によるコントロールはもちろんですが、食事や運動をはじめとする生活の是正によるコントールも必要になります。

心不全という疾患をコントロールする上で最も重要なことは、患者さんやそのご家族が心不全という疾患を知るということです。発症時からの生命予後や増悪頻度も患者さんによりまちまちです。心不全の増悪時には呼吸困難感をはじめとする苦痛症状を伴います。なぜ患者さんごとに生命予後や増悪頻度が異なるのか。増悪頻度の軽減・生命予後の改善、これらは患者さんやご家族の方の疾患管理能力に大きく左右されます。

私は当院において患者さんやご家族の方の疾患管理能力が向上するよう日々邁進しております。入院中は1日でも早く回復し退院できるよう、退院後は1日でも長くご自宅等で健康に生活できるよう、心不全により亡くなられるその時には少しでも苦しむことなく旅立たれるよう支援させていただいております。

心不全患者さんやそのご家族さんにとって良きアドバイザーとしてそして良きパートナーとして、患者さんやご家族さんとともに笑顔で過ごせる未来を考え活動しております。

慢性心不全認定看護師　　大野　達也

医師との症例カンファレンス